2023-24 年末年始 マニラ旅行♡イントラムロス 観光レポート

旅行

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2023-24年の年末年始のマニラ旅行で、元日に行った、イントラムロスの街をレポートいたします。

イントラムロスとは、16世紀にスペイン人がフィリピン統治のために建てたマニラ最古の旧城壁都市です。
イントラムロスという言葉はスペイン語で“壁の内側”という意味だそう。
その名の通りそのエリアはぐるりと砦で囲まれています。
城壁に囲まれた市内のロマネスク風建築は太平洋戦争末期にほとんど破壊されてしまったそうですが、スペイン統治時代の面影が残り、コロニアルな街並みに石造りの建物、教会や城塞といった歴史的建造物が点在しています。
中でもサンチャゴ要塞が有名で、この要塞には巨大な石門やフィリピンの英雄ホセ リサールの聖堂があります。
また、フィリピン最古の石造り教会として知られるサン・オウガスチン教会は、フィリピンのバロック様式聖堂群の一つとして世界遺産に登録されていて、煌めくシャンデリアや壁画で埋め尽くされた天井アーチなど、美しい内装を鑑賞することができます。
カーサマニラ博物館には、スペイン植民地時代の調度品や美術作品が数多く展示されています。
マニラ・カトリック大司教が本拠を置き、マニラで最も重要な教会とされるマニラ大聖堂もあります。
マニラ観光では外せないこのエリア、我々は2日間に分けて観光する予定でしたが、夫婦共々体調不良により、残念ながら元日一日のみの観光となってしまいました。
行けたところだけレポートさせていただきます。

イントラムロスへの行き方ですが、我々は現地の方の生活ぶりを見るためにも、わざわざ鉄道を使いました。
が、ぶっちゃけもう、タクシー使っちゃってください。
正直言ってフィリピンの鉄道は、観光客から見ると、駅があんまり気の利いたところにないという印象を受けました。
電車で行けないこともないけど、駅からかなり歩くな…って感じです。
体力に自信のない方、時間を有効に使いたい方はさっさとタクシーに乗った方が無難です。

参考までにどのような経路を辿ったかお伝えしておきます。

宿泊先:シティガーデンホテルマカティ
↓ 
徒歩20分位(これも遠いです)
Buendia(MRT)

Taft Ave.(MRT)
↓ 
歩いて乗り換え(すぐです)
Edsa(LRT)

Central Terminal(LRT)


Central Terminalからは10分ほど歩けばイントラムロスのゲートに着きます。

Buendiaの駅です。
右手に見える窓口で乗車券を購入します。
マニラってデパートやドラッグストアの警備員ですら、普通に拳銃を携帯しています。
この駅員の姉さんですら、腰のところに拳銃を携帯しています

勤務先から支給されるってことなのかな・・・
そのぐらい危険な土地なのかもしれませんが、警備がしっかりしていて安心だという方もいます。
ものは考えようですね。

こんなカード型の乗車券。
二人でTaft Ave.まで32ペソ(100円弱)。

MRTの電車が来ました。

Taft Ave.に着きました。

歩いてLRTのEDSA駅に移動します。

こんどは券売機で乗車券を買います。

言語は英語に切り替えできます。

こんどは緑のカード乗車券。料金はいくらだったか忘れちゃいましたが、MRTとそんなに変わらなかったと思います。

こんどは赤い電車です。

電車の中です。

目的地、Central Terminalに着きました。

どこの国でも鉄道に乗ると、現地の人の暮らしを垣間見ることができます。
マニラって治安の悪いイメージがありますが、警備がしっかりしているので、思ったより不安は少なかったです。

駅を出るとすぐに大きなモニュメントが出現しました。
ここは目指していなかったので最初は何なのか全然分からず、Googleフォトで検索したところ、ボニフェイシオ・アンド・ザ・カナプティン・レボリューション・モニュメントという長い名前のモニュメントでした。
ボニファシオは1890年代にフィリピン独立をめざした革命家で“フィリピンの革命の父”と称されフィリピンの英雄だそうです。
1892年に“カティプナン”という秘密結社を結成し、フィリピン独立革命を開始、シンボルマークは“KKK”なんですって。
ともかくデカいです。
電車で旅しなければ通りすぎてしまっていただろうな・・・。

大きな通りを渡らなければイントラムロス側に行けず、地下通路があったのでそちらを利用しました。

親切に案内があります。

地下通路のアートも素敵。

地下通路でこんなマニラ旅行らしい一枚も撮れちゃいました。
電車で移動するのは大変ですが、街を自分の足で歩くとこういう予期せぬ出会いがあるので捨てがたいですね。

地上に出て少し歩くと、見えてきましたよ、イントラムロス入り口!!

このゲートをくぐれば、いわゆる砦の中に入るわけですね。
先に進みましょう。

聞いていたとおり、コロニアル!!
元旦だから、人が少ないです。

これ何だか分かります??
答えは「電気のメーター」です。
歩いて旅するってやっぱりおもしろい。

新年だからか、地元のおっちゃんがカラオケに興じています。
気持ちよーく歌ってらっしゃいます。
いいですね~、楽しそう。

無料で見学できるカトリックの協会です。
1571年創建、戦争や自然災害で建物が破壊されたため、1958年に再建され、マニラ・カトリック大司教が本拠を置き、マニラで最も重要な教会なんだそうです。

マニラ大聖堂です。すごい。ひときわ目立ちます。

門の前でパチリ。
いかに大きな建物かお分かりいただけるかと思います。

中はこんな感じです。

キレイですよね。

ステンドグラスの窓はフィリピンの国教がキリスト教になったことを祝い設置されたそうです。

地元のクリスチャンの方がろうそくを灯していました。

bunの幼稚園はキリスト教系だったから、こういう人形、幼稚園にもたくさん飾ってあったな。

脇の売店にはこのようにキリストグッズが売られています(笑)。
我々から見ると、仏教でもキリスト教でも、宗教はビジネス。

離れて全体を写すとこんな感じです。

入ることはできませんが、マニラ大聖堂のそばには美しい官公庁の建物もあります。

サンチャゴ要塞跡はイントラロムスの北の一角に位置し、かつてスペインやアメリカがフィリピンを統治していた頃に、軍事的に最も重要な役割を果たしていた場所なんだそうです。
城門内には「リサール記念館」があり、英雄ホセ・リサールが使っていた机や服、当時描かれた絵画などが展示されています。

75ペソ(200円位)を支払って中に入ると、
すぐにカフェや売店が並んでいます。

とっても暑くて喉が渇いたので、ここらで休憩。
ビールとスナックで1時間位座って食っちゃべってました。
そろそろサンチャゴ要塞内を観光しましょう。

要塞の上を歩いてみる。
うーん、この鉄骨は謎だ。
下にはいろいろ店の備品が置かれてる…。
東南アジアではよくあることね。
気にしない気にしない (;^ω^)。

サンチャゴ要塞には、地下牢と、フィリピン独立の初期の指導者ホセ・リサールが囚われの身になっていた場所ということで、ホセ・リサール記念館と監獄跡があります。地下牢には至る所に実物大の日本兵の看守と投獄されたフィリピン人政治犯やゲリラの精緻な人物像が展示されています。

元日でホセ・リサール記念館は閉館していたので、ホセ・リサール像の前で記念撮影。
この像の前にはたくさんの人が訪れていました。
予習したとおり、ホセ・リサールって、フィリピンの英雄なんですね。

そして彼が投獄されていたとされる監獄跡には、彼に似た人形が立っています。

こちらは地下牢入り口です。

はいはい、分かりました。

日本兵なんでしょ?
胸にベトナム国旗があるのはどうして??
おそらく旧日本陸軍の二等兵の階級章と推察されるのですが、説明がないのであくまでも推察。
星のマークが大きくてベトナム国旗にも見えるので、実に紛らわしいですね。

監獄を抜けるとパシッグ川が。
パッシグ川は地下牢に面しているため、収容されていた人は満潮時にこの川で水死させられたとか・・・
のどかで、ここでみんなくつろいだりしているのですが、近くで見るとそれはまあ、汚いこと。
ドブ川なのでしょうか、立っているだけでドブの匂いがします。
ゴミもたくさん浮いています。
海洋プラスチック云々のレベルの話ではないです。
ひと昔前の道頓堀川でさえ、これよりはキレイでしたワ。

フィリピンって海もこんな感じで、環境に対する意識ゼロですね。
環境どころか、自分たちが住む場所として、衛生上どうなのか考えるところまでも及ばないようで、ハアーとため息が出ます。
国民がこれでいいと思っているなら仕方ありません。
この川の水がマニラ湾にそのまま注いでいるわけですから、そりゃマニラ湾もゴミだらけで当然です。

サン・オウガスチン教会は1599~1606年に建てられたフィリピン初のスペイン建築様式の教会で、石造りの教会としてはフィリピン最古。
マニラで唯一、世界遺産に登録されている歴史的建造物です。
無料で入場できます。

最古というだけあって、重厚感があります。

教会内はバロック風のインテリアで、パリから取り寄せられたシャンデリアや、イタリア人アーティストによる壁画や祭壇を見ることができ、ここで結婚式を挙げるのが、フィリピン人の憧れらしいです。
日本でもウエディングドレスを着てチャペルで式を挙げる方もいますが、こんな厳かな教会で式を挙げるのは、敬虔なキリスト教徒でなければ気が引けちゃいますね。

以上、イントラムロス観光でした。
スペイン風の街並みが非常に美しいエリアです。
カーサマニラ博物館も行きたかったのですが、元日で閉館しており叶いませんでした。
実は我々はもう一日このエリアを観光する予定をしていましたが、体調不良に見舞われたため、残念ながら元日一日のみの観光となってしまいました。
もう少し時間が欲しかったです。
多くの観光スポットがこのエリアに集約されていますので、マニラに行くときはイントラムロス周辺のホテルを予約するというのも一つの方法かと思います。

では皆様、よい旅を。

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