ワットパイロンウアとは
ワットパイロンウアとは、
バンコクの西に位置している
スパンブリー県にある寺院です。
建設されたのは1926年とのことで、
寺院全体の敷地はめちゃ広いです。
この寺院を一躍有名にしたのは
敷地内にある
「Land of Hell(地獄の地)」
というエリアだそう。
このエリアが有名であるがゆえに、
ワットパイロンウアは
「地獄寺」とも呼ばれています。
地獄以外にも、
天国や仏の悟りを
表現したエリアもあります。
タイ国内にはいわゆる
「地獄を表現した寺院」が、
複数ヶ所に存在します。
バンコクから一番行きやすいのが
この、ワットパイロンウアです。
「地獄に落ちるわよ!」って
一時期、細〇数〇さんが、
テレビで言いまくってましたが、
「悪いことをすると地獄に落ちる」
という地獄思想は、
タイでも日本でも
同様にあるんですね。
タイで地獄寺が作られた目的は、
子供へのしつけや
教育のためだそうです。
筆者bunも子供の頃、
母親から「地獄」という絵本を渡され、
子供向けの絵本とは思えない、
日本の古典的な地獄絵図を
目の当たりにし、夜は怖くて
その絵本を開くことが
出来なかった記憶があります。
読まれたことのない方は
是非一度手に取ってみてください。
小さなお子様のいるご家庭であれば、
一家に一冊あってもよい本です。
この本です↓↓↓↓↓
この本、
子供が見るには
結構怖い内容です。
しかしながら、
今回訪れたタイの地獄寺は、
日本人にとっては、
若干ふざけているようにも見え、
これが寺といえるのかとも思わせる、
まさに、珍スポットの王道と
言えます。
珍スポット・B級スポット好きの方は
タイに訪れた際は
是非足を運んでみて欲しい場所です。
ワットパイロンウアへの行き方
バンコクから
一番アクセスしやすい
地獄寺とは言え、
郊外になるので
それなりに時間は要します。
行き方は
- タクシー
- 電車+タクシー
- 電車+ローカルバス
- オプショナルツアーを利用する
以上の4択。
バスを利用する場合、
バンコクの南バスターミナルから
バスが出ているようですが、
南バスターミナルに行くだけで、
鉄道+タクシーを
使わなくてはならず、
かつバスも一時間に一本なので、
面倒過ぎて
今回は選択肢から却下しました。
ワットパイロンウアに
行くことができる
オプショナルツアーは、
コロナ以降、
催行されている情報がありませんが、
おそらくもうしばらくすれば、
再開されると思われます。
我々は
Khlong Bang Phai駅まで
電車で行き、
そこからタクシーという
プランを立てたものの、
朝ゆっくりし過ぎてしまったため、
時間短縮で、
行きは宿泊しているホテル近辺から
タクシーを拾うことにしました。
行きのタクシー
ホテル近辺の大通りまで出て
メータータクシーを拾いました。
行先を告げたところ、
運転手から、
「ノーメーター、1000B」
と、交渉されました。
メーターを使わずに、
1000B(約4000円)で
行くと言っています。
これでは
Grabを使わずに
自力でメータータクシーを
拾っている意味がありません。
他にもタクシーは
たくさん走っています。
お断りし、
それなら別のタクシーを拾うと告げ、
タクシーを降りようとすると、
メーターを使うと
運転手が折れてきました。
仕方ないのでそのまま
目的地へ行ってもらうことに。
結局、バンコク市街地から
かかった時間は1時間半弱。
かかったタクシー運賃は
725B(約2900円)。
1000Bなんかで
交渉に応じなくてよかったです。
みなさんも、
気を付けてくださいね。
遠い道のりを
走ってもらったわけですから、
気持ちとしてはチップを
あげたいところでしたが、
事前にいらん交渉をされたので、
その気が失せてしまい、
きっちり運賃だけを支払い
降車しました。
本来バンコクのタクシーは
チップは必要ないそうです。
ワットパイロンウア観光
着きました。
これが門です
地獄エリアが見えてきました。
楽しみです。
トイレを済ませて、
脇の地獄エリアに続く橋を渡ると…
橋の下の池には
鯉かと思いきや、
巨大ナマズがウヨウヨと
大量にいるではないですか!!
キモいです!!
めちゃくちゃたくさんいるので、
かなりグロく感じました。
では地獄エリアを紹介します。
最初は彼らがお出迎え♡
こんな人形たちのオンパレード♪
仲良く写真撮ってみました。
bunは這う虫が大の苦手で、
毛嫌いしてきたので、
死んだらこんな目に遭うかもです。
でも苦手は苦手。
治らないです。
鍛え上げられた鬼ボディ★
広大な敷地に、
所狭しと並ぶ地獄の人々。
まあよくも、
小さいのから
巨大なのまで
こんなにたくさんの人形を
作りましたね。
こんなものを作ってしまう
タイという国、
すごいです。
なんとなくカワイイかも…
天国へ逃げようと
しているのでしょうか。
もう言葉もありません。
地獄の奥にある、美しい建物。
それでも脇の池には
大量の巨大ナマズ。
他にも
美しい建物(寺院?)がありました。
綺麗です。
ワットパイロンウアは
地獄だけでなく、
ほかにもたくさん
見るところがあります。
そろそろ別のエリアに進んでみます。
大きくそびえたつ大仏様。
どれだけ大きいかって、
後ろ姿を見てもらえば、
よくわかります。
↑↑↑
ネッ♡
大きいでしょう??
↑↑↑
リクライニングブッダ様もいます。
ともかく、
大仏だらけなんです。
ここまでくると、
正直、有難味が。。。。。
すごいで数でしょ?
この仏様の数を考えると、
地獄ではなく、
天国に来た人たちが
成仏した姿なのかもしれません。
顔立ちも様々だし…
地獄エリアと同じくらい、
天国エリアにも
人形たちがこのように
ごった返しているんです。
色々見ながら歩いていたら、
反対側のゲートまで来ました。
なんだかよくわかりません。
あと、
「こんなことはしてはいけません」という
戒めを表現しているだろうエリアもありました。
あなた!!
また浮気したわね!!!!!
って感じですかね。
猛獣に挟み撃ちされたお兄さん。
美川憲一さんのような立ち姿です☆彡
世の奥様方、
夫にこんなことされたら、
立派なDVです。
通報して、
身を守るため
シェルターに逃げましょう。
「所構わず
ウンチをしてはダメですよ」
って意味なのでしょうか。
でも、
ウンチをしているのは大人で、
ウンチを触っているのが
子供に見えます。
話かけてみましたが、
教えてもらえませんでした。
ウンチをこねくり回して
遊んではいけませんって
意味かな??
きっと悪いことをした子供を
お母さんが叱っているのでしょう。
でもお母さん、
最近は児童虐待で通報されかねないので、
お母さんも気を付けましょうね。
ワットパイロンウアからの帰り方(帰りは要注意です!!)
実は、3時間以上、
炎天下で
観光と撮影をしていたので、
ヘトヘトでして……
帰りもバスを待たずに
さっさとタクシーを
拾おうとしたのですが、
ゲートを出て、
通りを眺めていても、
田舎だからか、
メータータクシーなるものが
通る気配がありません。
でも大丈夫、
ちゃんとバンコクに来る前に
配車アプリのGrabを
スマホに入れておいたんです。
しかし、
Grabを開いても、
なんと、
近くにタクシーがおらず。
呼べそうなタクシーが
全く見つかりません。
バイクタクシーの表示は出ますが、
それでも到着まで1時間以上。
バイクタクシーなんて
二人で乗れないし、
一時間くらいあるのに
バイクはキツイです。
それに、
安全面を考えて
異国の地でのバイクは
極力避けたいのです。
バスはいつ来るのか
わからないしな~
これはどうしようかと、
途方に暮れる間もなく、
ラッキーなことに、
1時間に1本しかないバスが、
救世主のように登場しました。
慌てて乗り込み、
「Khlong Bang Phai?」って
運転手さんに聞いたら、
うなずいてくれました。
クローンバンパイ駅まで
行ってくれるバスです。
事前に調べていた、
68番系統の
オレンジ色のバスです!
本当は行きも
クローンバンパイ駅まで鉄道で行き、
そこからこのバスを使う予定でした。
救われました~。
ちなみに、
ワットパイロンウアから
クローンバンパイ駅までの運賃は
一人あたり60B(約240円)です。
1時間ほど乗るのに、
やっぱり安いです。
バスの内部です。
1時間ほどで
無事クローンバーンパイ駅に着き、
バスを降りました。
ちゃんとバスの車体に、
68番と書かれていますね。
MRTでバンコク市街地まで帰ります。
まとめ・注意点
いかがでしたでしょうか、
ワットパイロンウア。
印象としては、
寺院というより、
仏像テーマパークです。
日本的感覚で見ると、
ふざけているようにしか
見えない点も多くありますが、
これだけの敷地に、
これだけのものを造ってしまう
タイという国。
実に面白いですね。
お金があるんだか、
ないんだかも、
よくわかりません。
この寺院を建造するのに、
どれだけの人員と、労力と、
費用がかかったのか
数値化してほしいところです。
行かれる際は、
この寺院の敷地が
かなり広大であることを承知で、
出かけましょう。
全体を回ろうとすると、
季節にもよりますが、
炎天下の下、
かなり歩きます。
寺院に入ってしまえば、
自分の足で観光するしか
ありませんので、
体力に自信がない方は要注意です。
熱中症にも気を付けましょう。
また、
自力で行かれる方は、
帰りの足にも
注意してください。
最初にお伝えした通り、
建設されたのは1926年。
100年近く経っている
歴史ある寺院ですが、
タイには、
ワットポーやワットアルン、
ワットパクナムなど、
比較にならないほど歴史のある、
まずは行くべき寺院があります。
リピーターで
定番観光に飽きた方や、
我々のように
B級スポットや
珍スポット好きの方は
是非
ワットパイロンウアに
足をのばしてみてください。
知らなかったタイに出会えます。
では皆様、よい旅を。