映画「MEN 同じ顔の男たち」鑑賞レポ(少しだけネタバレあり)

観劇・映画鑑賞レポ

2022.12.10に
映画「MEN 同じ顔の男たち」を観てきました。
前から観たかった映画というわけではありませんが、
夜にディナーの予定がありましたので、
「外出ついでに映画でも」って感じで
特に予備知識などなく、
場所と時間が合うものをサクッと選びました。
R15指定ありのイギリスの映画です。

映画も今や通常料金で一人1900円もかかるわけで、
観終わったあと、
「映画館で観る価値のある映画であったか」
という判断をするのですが、
この作品については、映画館まで観に行ってよかったです。
表現的にかなり斬新な映画だと思います。

サスペンススリラーとも
ホラーとも言われているようですが、
うーん、どっちだろう。
どちらでもあり、どちらでもないような・・・
いわゆる心霊現象やモンスターに恐怖を感じて
「キャー!!!」みたいな
ベタなホラーではありません。
むしろ主人公の女性は黙っていることのが多いです。
もっと内からゾッとする感じ。
ストーリー自体も結構奥が深いなって思います。
観る人によって本当にいろいろな捉え方ができる映画。
起きる出来事に恐怖や不快感を感じ
ただのホラーとして観ることもできるだろうし、
人間の内面にフォーカスを当てて観ることもできる、
「愛や性って何か」みたいなことも考えてしまう、
なんとも不思議な映画なのです。
観る側の知識によっても
感じ取れるメッセージは
大きく変わる映画だと思います。

この映画を見ても感じますし、
常々そう思っているのですが、
結局のところ幽霊や超常現象って
その人の心の産物ではないか
って思います。
主人公のハーパーは、
離婚を前提に激しく夫と言い合いした直後に、
夫が目の前で転落死する姿を見て
自分は悪いことをしていないと思っていたとしても、
また、実際に悪いことをしていなかったとしても、
どうしても罪の意識に苛まれるわけです。
そりゃそうですよね。
そんなことがあれば誰でも簡単には立ち直れません。
傷を癒そうと一人旅に出て
大自然に囲まれた素敵なカントリーハウスで
2週間ほど過ごすことにしたわけですが、
そこでたくさんの奇妙な人間や出来事に遭遇し、
それがだんだんと大きな恐怖に変わっていく。
自分を苦しめるストーカーのような
《よく似た顔の男》たち。
でもその男たちが姿を変え、
最後の最後に出てくるのは
死んだはずの夫です。
ひょっとしたらハーパーは
まったく人気(ひとけ)のないカントリーハウスで、
たった独りきりで、
自身の罪悪感や悲しみ、苦しみと
必死で闘っていただけなのかもしれませんね。

この映画の感想 〆の一言
”女性の一人旅はやめなさい”
おひとり様という言葉が
世の中に浸透している今日この頃ですが、
いろんな意味で女性の一人旅は危険ですので、
極力彼氏やご主人、お友達と旅してくださいね。
ハーパーも最初からお友達と来ていれば
こんなことにならなかった気がするのですよ。。。

最後に、映画のチケット、
みなさんどうやって予約されていますか?
ご存じかと思いますが、
事前にわかっているなら
最大500円安くなるムビチケが断然お得です。
そのムビチケも、
映画館や金券ショップなどで購入するより
ハピタスというポイントサイト経由で購入した方が
ポイントが貯まるので断然お得です。
貯めたポイントは現金や他のポイント、
電子マネー、ギフト券に交換できるので
使ったことがない方はぜひ利用してみてくださいね。

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